演劇ニュース
アボブ・ザ・スタッグ劇場での『ファニーとステラ』
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作成者
ダグラスメイヨ
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(左から)ステラ・ボールトンとファニー・パーク――Above The Stag Theatreで上演される『Stella and Fanny』の着想源となったふたり
いまの時代なら「人と違う」ことも受け入れられやすいかもしれませんが、ヴィクトリア朝のイングランドで女装していたアーネスト・ボールトンとフレデリック・パークのことにも思いを馳せてみてください。
舞台の上でも外でも、彼らが愛した“芝居がかった”華やかさをまとっていたファニーとステラは、1870年にストランド・シアターで逮捕されました。翌朝の出廷時も夜会服のドレス姿のまま。裁判官の息子と銀行員が同性愛に関する罪で裁かれるというこの裁判は、世間を騒然とさせました。とりわけ注目を集めたのは、ボールトンの母であるメアリー・アンが、立派でありながら息子を受け入れる姿勢を示し、証言台に立ったことでした。最終的に無罪となった結末は、30年足らず後にオスカー・ワイルドが投獄された出来事と比べると、いっそう興味深く映ります。
実話に基づく『Fanny and Stella: The Shocking True Story』が、ロンドン唯一の常設プロフェッショナルLGBT劇場Above The Stag Theatreにて、5月13日に初日を迎えます。上演期間は2015年6月14日まで。
オリジナル楽曲を含む本作は、作:グレン・チャンドラー(『Taggart』)、作曲:チャールズ・ミラー(『When Midnight Strikes』)、演出:ウエストエンドのスティーヴン・デクスター(『Loserville』、オリヴィエ賞受賞作『Honk!』)が手がけ、振付のキャロル・トッド、美術・衣装デザインのデヴィッド・シールズが参加しています。チャンドラーのほかの作品には、受賞歴のある『The Custard Boys』、『Cleveland Street – The Musical』、そして昨年Above The Stag Theatreおよびエディンバラ・フリンジでヒットした話題作『Sandel』があります。
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