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演劇ニュース

レビュー: ハロー・ドーリー!、2017年ブロードウェイ復活キャスト録音 ✭✭✭✭✭」

掲載日

作成者

ダグラスメイヨ

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ハロー・ドーリー!

2017年 ブロードウェイ・リバイバル版 キャスト・レコーディング

Masterworks Broadway

星5つ

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ドリー・レヴィ役を演じるのが、他ならぬベット・ミドラーだと発表された瞬間から、往年のブロードウェイ・ミュージカルを愛する人々はこぞってチケットを確保しに走り、今季の“本命リバイバル”になることは確実だと見られていました。そして実際、日曜のトニー賞では最優秀リバイバル作品賞、ミュージカル部門最優秀主演女優賞を含む4冠を獲得。この素晴らしいキャスト・アルバムを聴けば、その理由がすぐにわかります!

ジェリー・ハーマンの楽曲には、あの紛れもない魔法があります。音楽と言葉で、人物像もコメディも、そして心がふっと軽くなる“多幸感”までも描き出してしまう力。そして『ハロー・ドーリー!』も例外ではありません。ソーントン・ワイルダーの戯曲『The Matchmaker』を基にした本作で、ドリー・レヴィはキャロル・チャニング、パール・ベイリー、ダニー・ラ・ルー、メアリー・マーティン、バーブラ・ストライサンドなど、錚々たる名優たちが演じてきた役どころです。私は舞台そのものは未見ですが、この録音を聴くかぎり、ドリー・レヴィはベット・ミドラーが生まれながらにして演じるための役に思えます。

オープニング・ナンバーのI Put My Hand In Hereから、ドリーの“11時のナンバー”So Long Dearieまで、お節介焼きのレヴィとしてのミドラーのパフォーマンスは、じっくり味わいたくなるもの。ヴォーカルは華やかでブラスィー、それでいてこの“ブロードウェイの象徴的キャラクター”を成立させるのに必要な個性がぎっしり詰まっています。この『ハロー・ドーリー!』は共演陣も見事で、豪快なホレス・ヴァンダーゲルダーにデヴィッド・ハイド・ピアース、コーネリアス・ハックルにギャヴィン・クリール、アイリーン・モロイにケイト・ボールドウィン、バーナビー・タッカーにテイラー・トレンシュ、ミニー・フェイにビーニー・フェルドスタイン、アンブローズ・ケンパーにウィル・バートン。ハーマンのスコアは彼の代表曲がずらりと並び、キャストの歌声がそれらをいっそう輝かせます。ボールドウィンのRibbon's Down My Back、そしてボールドウィン、トレンシュ、フェルドスタイン、クリールによるEleganceは、この録音の大きな聴きどころ。初演からはカットされたものの、マイケル・ファインスタインがコンサートでたびたび歌ってきたPenny In My Pocketが今回プロダクションに復活し、デヴィッド・ハイド・ピアースが洒脱に聴かせてくれます。こちらも舞台を観ていない私が言うのもなんですが、楽曲は作品の流れにぴたりと収まり、ホレスの背景を覗かせてくれるのが良いのです。

ラリー・ホックマンのオーケストレーションは新鮮で躍動感があり、アンディ・アインホーンの指揮のもと、ショーのオーケストラが力強く演奏しています。ピット・バンドの編成が縮小されがちな今、ホックマンのオーケストレーションは初演の豊かなサウンドをしっかりと保ち、厚みのある響きを実現しています。

この新録音の『ハロー・ドーリー!』は、今季のブロードウェイ・シーズンが終わった後も、私のお気に入りの一枚として長く残りそうです。実に見事な録音で、いまや「スコット・ルーディンがプロデューサーとしての魔法を『Mame』にもかけてくれないだろうか?」と想像してしまうほど。

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