演劇ニュース
批評家の選択 2016:マーク・ルドモン
掲載日
2016年12月28日
作成者
markludmon
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レビュアー陣に2016年を振り返ってもらい、2016年の“これは外せない”舞台を挙げてもらいました。
マーク・ラドモンは次のように答えてくれました:-
英国演劇にとってまた素晴らしい一年となった中、私のハイライトのひとつが、ナショナル・シアター(ドーフマン)で上演されたアニー・ベイカー作『The Flick』でした。舞台はマサチューセッツ州の小さな独立系映画館。そこで働く若者たちの静かな絶望やささやかな喜びが、じっくりとほどけていきます。上演時間は3時間15分、長い沈黙も多いのに、ぐいぐい引き込まれる美しい戯曲で、演技も見事に“ちょうどいい温度”で揃っていました。
写真:Johan Persson
私にとっては、ヤング・ヴィックの『Yerma』も強く印象に残っています。ビリー・パイパーの圧倒的な演技が、この作品を際立たせていました。サイモン・ストーンによる現代的な翻案は、ロルカの原作をかなり自由に扱いながらも、子どもを持てない苦しみをめぐる息をのむほど鮮烈で胸が締めつけられるドラマを創り上げています。ガラスの箱のような空間の中で展開されることで、私たちが“覗き見”してしまっている私的な恐怖がいっそう際立つのです。
写真:Manuel Harlan
そして今年いちばんのお気に入りは、年の終わりにやってきました。アルメイダ・シアターで上演中のシラー作『Mary Stuart』です。ロバート・アイクは自ら巧みな翻案を書き、政治スリラーとしても、濃密な個人劇としても手に汗握る一本に仕立てています。さらに素晴らしいのがリア・ウィリアムズとジュリエット・スティーヴンソン。各公演ごとにコイントスで役を入れ替え、スコットランド女王メアリーとエリザベス1世を交互に演じるのです。
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