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演劇ニュース

スペインの現代戯曲、イギリスでの初演がシアター503で開催

掲載日

作成者

markludmon

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受賞歴のあるスペイン人劇作家ビクトル・サンチェス・ロドリゲスの戯曲が、今月ロンドンのTheatre503で英語版初演を迎える。

翻訳はウィリアム・グレゴリー。舞台は南米のインカ・トレイルを旅するスペイン人カップル――互いにすれ違い、徐々に見失っていく二人の姿を鋭く描いた現代劇だ。マチュ・ピチュへ向かう道中、彼らの悲劇的な愛の物語は、欲望とスペイン植民地支配の過去の亡霊に追い詰められるようにほどけていく。

英国初演の演出を手がけるのはケイト・オコナー。豊富な演出歴を持ち、ロンドンのThe Gate theatreではクリエイティブ・アソシエイトを務め、Company of Angelsのアソシエイト・アーティストとしても活動してきた。

出演はギャレス・キーラン・ジョーンズとディレク・ローズ。『Cuzco』は1月23日から2月16日までTheatre503にて上演。美術・衣裳デザインはステファニー・ウィリアムズ、サウンドデザインはマックス・パッペンハイム、照明デザインはジャイ・モルジャリア。プロデュースはデイジー・ヘイルが担当する。

ビクトル・サンチェス・ロドリゲスはバレンシア出身の劇作家・演出家。2016年、『We Won’t Kill Each Other with Guns』でMAX賞の最優秀新人劇作家賞を受賞した。

代表作には『Not Even Spain’s Damn Mother Would Recognise Her』『Written from the Flames』『Wild Horses Wouldn’t Drag Me Away』(2011年INJUVE賞 最優秀プロダクション受賞)などがある。2018年にはINAEM「第6回 現代劇作家サイクル」に選出された。

オコナーは次のように語る。「Theatre503で英語版初演として『Cuzco』を英国の観客に初めて届けられることを、とても誇りに思っています。ビクトルは、私たちの世代を独自かつ鋭い視点で見つめる作家。この奇妙で心をつかむ失恋の物語を通して、彼は“グローバル化した今日の世界で生きるとはどういうことか”、そして“この状況下で私たちは本当に互いとつながれるのか”を問いかけています。 「このプロジェクトの核にあるのは翻訳者の仕事です。作家、クリエイティブチーム、そして新作戯曲の発信拠点であるTheatre503との協働によって、この上演は文化交流の機会になります。いまの英国において、これほど重要なことはありません。」

国籍、植民地主義、そして言語をめぐる戯曲『Cuzco』の翻訳は、2016年にマドリードで劇作家と翻訳者が出会ったことをきっかけに生まれ、その後も緊密な協働が続いている。ウィリアム・グレゴリーによる翻訳は、スペイン語原文の詩情や情熱、遊び心を保ちながら、英語話者の観客に新たな響きを開いている。

ウィリアム・グレゴリーが戯曲翻訳を始めたのは2003年。それ以来、100本以上を手がけてきた。近年の仕事には、ロンドンのロイヤル・コートで上演されたギジェルモ・カルデロン『B』、マンチェスターのHomeで上演されたアベル・ゴンサレス・メロ『Chamaco』&『Weathered』、ベルファストのMACで上演されたギジェルモ・カルデロン『Villa+Discurso』、ロンドンのThe Gateで上演されたロドリゴ・ガルシア『I’d Rather Goya Robbed Me of My Sleep Than Some Other Arsehole』などがある。

ビクトル・サンチェス・ロドリゲスは次のようにコメントした。「旅をすると、訪れた国の中に自分自身が映し出されるのをよく感じます。クスコのような場所にいるときの“スペイン”という観念について、そして関係性について語りたかった。距離があるからこそ、私たちは自分たちのことを最もよく語れるのだと思うのです。私は“いま”と向き合い、社会や政治、経済が自己認識や最も親密な関係にどう影響するのかを描いています。」

翻訳による現代の欧州大陸の戯曲は、英国の劇場で上演プログラムに組み込まれる作品のうち、いまも1%未満にとどまっている。今週は、ブリティッシュ・アカデミーの助成を受け、ロンドンのRoyal Central School of Speech and Dramaで2日間のカンファレンスが開催され、なぜ翻訳された現代ヨーロッパ戯曲が英国でこれほど上演されないのかを探る。あわせてロンドンのThe Yard Theatreでは、EU各地の新作戯曲を取り上げたステージド・リーディングのプログラムも行われる。 詳細はこちら。

『CUZCO』チケット - THEATRE503

 

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